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横浜市営バスあれこれ
路線・運用編第12弾
364系統とは?
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 市営バスの資料を調べると時折364系統などの変わった系統番号が出てきます。これは何かという正解を書きますと「105系統の深夜バス」ということになります。

 ここでは、364系統の他、深夜バスについて取り上げてみました。


1.深夜バスとは

 深夜バスとは夜23時30分以降にターミナル駅を出るバスのことで、通常料金の倍額(定期券、一日乗車券、敬老パス等では半額を支払う)の運賃で運行されます。深夜バスそのものの歴史としては昭和45年に神奈中バスが鶴川周辺で走らせたのがそもそののはじまりで、横浜では昭和62(1987)年6月51系統の経路など6路線から運行を開始し、現在では以下の路線で運行を行っています。運行日は平日及び土曜日で、祭日と年末年始は運休となります。また、路線によっては土曜日の運行がない路線や土曜日の発車時刻が変更になる路線がありますのでご注意ください(詳しくは「全系統路線データ」の深夜バスの項をご覧下さい)。

発地 発時刻
ここでは平日を基本
経由地 行先 (主な)系統
上大岡駅前 23時50分
24時08分
日野橋、深田橋、すずかけ通、野庭中央公園、清水橋 港南車庫前 51系統+130系統
24時40分
(平日のみ)
十日市場駅前
(青葉台駅発別途あり)
23時43分 中丸入口、霧が丘公園、地区公園 若葉台中央 65系統
青葉台駅 23時50分
24時08分
24時20分
十日市場駅前、霧が丘公園、地区公園 若葉台中央 65系統
鴨居駅前 23時40分
24時07分
竹山団地、笹山団地、西谷駅前 千丸台団地 56系統+119系統
鴨居駅前 23時50分 白山高校前、千丸台団地、西谷駅前、笹山団地、竹山団地 緑車庫前 119系統+56系統
鶴見駅西口 23時32分 菊名駅前、大倉山駅前、新羽駅 川向町折返場 41系統
保土ヶ谷駅西口 23時41分 花見台、明神台、星川駅前 保土ヶ谷車庫前 25系統
横浜駅西口 23時40分 東横反町駅前、栗田谷、浅間下 保土ヶ谷車庫前 50系統
根岸駅前 23時36分 磯子警察署前、岡村町、笹堀、汐見台ストア前 磯子駅前 21系統+78系統
横浜駅東口 23時35分 桜木町駅前、県庁前、小港橋 本牧車庫前 8系統
24時00分
横浜駅東口 23時30分 桜木町駅前、元町、小港、間門 本牧車庫前 105系統
鶴見駅東口 23時40分 三ッ池道、末吉不動前、末吉橋 一の瀬 13系統
横浜駅東口 23時35分 戸部駅、伊勢佐木町、山元町、旭台、根岸台 市電保存館前 103系統+21系統
洋光台駅前 23時30分
24時02分
萩台、上中里町、上中里団地 さわの里小学校前 107系統
市が尾駅 23時42分
24時19分
東市が尾小学校、高山、川和中学校前 石橋 305系統
江田駅 23時54分
24時15分
荏田南、都筑ふれあいの丘 仲町台駅 301系統
仲町台駅 23時53分 都筑ふれあいの丘、荏田南 荏田駅 301系統
東戸塚駅前 23時51分 境木中学校前、平戸2丁目 東戸塚駅前(循環) 210系統
24時09分 公務員住宅前
24時20分
24時46分
鶴見駅西口 24時03分 東寺尾5丁目、内路、菊名駅前 港北車庫前 41系統
磯子駅前 24時10分 屏風ヶ浦駅前、汐見台3丁目、浜小学校前、岡村町 市電保存館前 70系統+78系統
保土ヶ谷駅東口 23時32分 北永田、瀬戸ヶ谷小学校、東伸坂上、八幡橋 保土ヶ谷駅東口 212系統
東神奈川駅西口 23時30分 六角橋、片倉町駅、西菅田団地、菅田町、鴨居駅前  緑車庫前 36系統
横浜駅前 23時43分 戸部駅前、浜松町、藤棚、久保山、黄金町、阪東橋 滝頭  102系統
中距離深夜バス(2005年2月28日深夜より運行)
横浜駅西口 24時37分 東神奈川駅西口、篠原池、小机駅前、鴨居駅前、中山駅前 十日市場駅前 39系統+23系統

 この他、23系統(青葉台駅〜若葉台中央)、62系統(横浜駅西口〜千丸台団地)では相互乗り入れ会社が深夜バスを運行しております。

ちなみに、実際の深夜バスは系統番号はなく、緑地に白い文字の幕で経由地、行き先が表示されます。
また、LED表示車は行き先表示の周囲に緑色のLEDが点灯します。


2.深夜バスのみの路線

 上記路線はほとんどが既存路線と同じルートを走りますが、一部深夜バスのみ走る区間、運用があります。

2-1.深夜バスのみが走る区間

 56系統の深夜バスと119系統の深夜バスが走る区間に竹山団地折返場〜笹山団地間があります。この区間は通常の路線バスは一切走らず、深夜バスのみ運行するルートとなっています。この2区間には途中バス停はなく、距離にすればおよそ800メートルくらいになります。一日バスがわずか3本のみ走るというルートです。ちなみに、119系統の深夜バスは名義こそ119系統になっていますが、119系統の正規ルートと同じ区間がほとんどないというのが特徴です。また、25系統の深夜バスの天王町駅〜保土ヶ谷車庫間も回送車の運行ルートにはなっていますが、営業運転をするのは深夜バスのみとなっています。

(2000/10/01:追記)
 56系統、119系統の深夜バスは笹山団地内の(バスの)一方通行区間を走ります。その場合の運行路、停車バス停は以下のようになっています(情報は市営バスメーリングリストより頂きました)。

笹山団地付近バス運行図
(拡大は出来ません)
笹山団地付近運行図
図は他のページでも使用します

 竹山団地から来る56系統は竹山団地を出ると深夜バスのみの区間を走り、笹山団地に入ります。バスは突き当たりの交差点を右折して笹山団地、笹山団地中央、笹山団地入口(92系統横浜駅西口方向)の順に停車します。そして笹山団地入口の先の交差点で右折して上菅田町方面に向かいます。

 一方、119系統の深夜バスは西谷駅を出て梅の木、上菅田町と来て笹山団地に入ります。最初に笹山団地入口(92系統笹山団地中央行き降車用)に止まり、次いで笹山団地、笹山団地中央と停車します。そして横浜駅西口方面の笹山団地入口バス停にも停車します。

 竹山方面に向かうバスは次の交差点を左折します。もう一度笹山方面の笹山団地入口バス停の前を通りますが、今度はそこは通過して竹山団地方面に向かうのです。119系統の深夜バスは笹山団地内を1周とちょっと走ることになります。

2-2.深夜バスのみの運用

 50系統の深夜バスは循環運用ならば直進する浅間下交差点で右折し、浅間町車庫前、洪福寺を経て保土ヶ谷車庫へ行きます。また、21系統の深夜バスは根岸駅を出た後21系統と同じルートで市電保存館まで行きます。そしてその先は78系統と70系統のルートで浜小学校前まで行きます。名義上は21系統になります(更に書きますと運用上は68系統のダイヤ(車両)を使用)。ちなみに、「浜小学校前」には2回停車し、汐見台団地を循環後2回目に停車したときに終点となります。

 41系統の大倉山駅発は深夜バスのみに設定された系統です。

 中距離深夜バスは39系統と23系統を足した系統で、横浜線の最終電車が出た後横浜駅西口を発車し、十日市場駅までの全停留所(鶴屋町2丁目、青木橋、・・・、十日市場市営住宅入口、十日市場)に停車します。


3.350番台の系統

 タイトルにもあるように、上記の表のうち105系統の深夜バスが364系統ということが判明しました。ちなみに、本牧営業所にいるLED表示の方向幕を持つ車両は方向幕表示を系統番号単位で入力して表示させるのですが、この場合は「364-01」と設定されます。ちなみに、現在調べがついている350番台以降の系統番号と深夜バスの対応は以下の通りとなっています(2012/03/25:41系統(大倉山駅発)深夜バス廃止に伴いデータ修正)。

深夜バス系統番号対応表
350系統 65系統深夜バス 360系統 118系統深夜バス
(路線移譲に伴い廃止)
370系統 301系統深夜バス
351系統 51系統深夜バス 361系統 21系統深夜バス 371系統 138系統深夜バス
(路線移譲に伴い廃止)
352系統 71系統深夜バス
(路線移譲に伴い廃止)
362系統 50系統深夜バス 372系統 305系統深夜バス
353系統 56系統深夜バス 363系統 8系統深夜バス 373系統 中距離深夜バス
354系統 119系統深夜バス 364系統 105系統深夜バス 374系統 210系統深夜バス 
355系統 41系統深夜バス(鶴見駅発) 365系統 13系統深夜バス 375系統 70系統深夜バス 
356系統 41系統深夜バス(大倉山駅発)
(廃止)
366系統 103系統深夜バス 376系統 212系統深夜バス 
357系統 (欠番) 367系統 107系統深夜バス 377系統 36系統深夜バス 
358系統 25系統深夜バス 368系統 (欠番) 378系統 102系統深夜バス
359系統 45系統深夜バス(廃止) 369系統 (欠番)    

 欠番になっている部分は路線の改変などで該当深夜バスの運行が廃止(変更)になったため、欠番になったものと思われます。


4.深夜バスアルバム

2000/01/09:追記

 深夜バスアルバムは「市営バスアルバム」ページにカテゴリを設けてそちらに移動しました。そちらをご覧下さい。


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