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鉄道の線路と道路との交差方法にはいくつかありますが、原始的な方法として挙げられるのが「踏切」かと思います。横浜市内にはJR東海道線をはじめとして割に多くの踏切があります。そして、踏切を実際に渡るバスも存在します。ここではそういう路線を取り上げてみました。
横浜市内はJR横浜線などに多くの踏切があると書いていますが、実際に踏切を渡る路線は調べた限りでは以下の所かと思います(2006,03,05修正)。
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実際のところは貨物線との交差が多く、踏切で(列車が通過するために)止まると機会の多いところは杉田駅前、元宮、安善駅前、大口駅前辺りとなっています。西村橋付近のJR横浜線川和踏切については現在横浜市営バスとしての定期営業路線で渡る路線はなく、ズーラシア関係の臨時便の運行時などが運行されるとき、及び中山駅発着便が中山駅北口で時間調整を行うときなどに渡ります。ちなみに、営業路線は神奈中バスの中50系統が平日と土曜日に限り朝の1往復が営業運転で渡ります。
鶴ヶ峰駅の踏切は75系統の回送車が渡ることが(時には)あるそうです。
(2006,03,05:追記)
新興駅前の踏切はなくなりました。
上記の踏切の中から、特徴的なところを2ヶ所選んでみました。
杉田駅前の踏切 1999年5月:93系統(リエッセ)車内から撮影 (拡大は出来ません) |
10系統、93系統が京浜急行線をまたぐ踏切です。現在では小型車リエッセによって運行されているこの2系統ですが、1995年11月までは大型車による運行で車掌さん(実際には添乗員さん)が乗務する路線として有名な路線でした。この杉田駅前の踏切を通過する際に車掌さんが必要だったのです(他にも中原〜杉田駅前辺りでもその必要性はありましたが・・・)。
磯子駅方面から来て、この踏切を渡ると踏切を渡ってすぐの所に路地があります。(大型)バスが踏切を通過するときにその路地から車が出てきてしまうとバスが踏切を渡りきる前に止まってしまうのです。踏切で立ち往生してしまうわけには行きません。そこで大型バス時代は杉田駅前で客扱いを終えると車掌さんはいったんバスを降り、バスよりも先に踏切を渡っていきました。踏切を渡ってその路地まで行き、交通整理を行っていました。そしてバスが踏切を渡りきったところで再びバスに乗り込むということを繰り返していました(磯子駅方面行きではそれはありませんでした)。
今では小型車の運行になり、この特徴的な光景も見られなくなってしまいました。
元宮の踏切 2000年6月:18系統車内から撮影 (拡大は出来ません) |
東海道線を渡る数少ない(?)踏切です。少なくとも、東京駅から横浜駅の間ではこの踏切以外路線バスが渡る踏切はありません。朝夕は東海道線、京浜東北線の運行本数が多くなるためなかなか渡れない難所の一つになっているところです。
上で紹介した写真以外の踏切を渡るときの写真を以下に挙げます(今後増強予定)
18系統 矢向駅前〜矢向本町間の踏切 |
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(2005,03,05:写真変更) 27系統 安善駅前の踏切 |
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(2005,03,05:写真変更) 中山祭開催時 西村橋付近の川和踏切 |
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(2002,09,23:変更) 17系統 新興駅前付近の踏切 (2006,03,05:追記) 現在はなくなりました。 |
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(2005,03,05:写真変更) 26系統、54系統、126系統 本牧ふ頭入口〜本牧ポートハイツ間の踏切 |
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(2005,03,05:写真変更) 54系統、126系統 三井物産前〜三菱本牧工場間の踏切 |
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(2002,09,23:変更) 19系統 恵美須町付近の踏切 |
古い記録を調べると過去には京急線の鶴見市場駅付近の踏切を(かつての)18系統が渡っていた記録があります。また、JR横浜線の長津田駅近くに以前あった踏切を渡っていた路線もあったようです。保土ヶ谷周辺では相鉄線西横浜駅、JR東海道線の保土ヶ谷駅先の本宿踏切を渡っていた路線もあったようです。さらに、以前の31系統では東急東横線の白楽駅近くの踏切を渡っていたという記録もあります。
最近の例ではみなとみらい地区の入口近くにあった貨物線の踏切が印象に残っています。道路通行量が多くなったため、貨物線をトンネル化して現在では踏切はなくなってしまいました。
(2001,−5,−5:追記)
85系統の磯子駅東口付近にも専用線の踏切が存在していました(情報提供:毛受様)。
横浜市営バスではなくて民営のバスで(横浜市内の)踏切を渡る路線は結構あるようです。いくつか探してみました。
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など。
など。
など。
など。
などがあります。回送車は柿生駅付近の踏切を渡る模様です。
江ノ電バスは横浜市内では踏切はないはずですが、鎌倉市内に行くと北鎌倉の踏切などがあります。
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Presented by 古屋俊和(Toshikazu Furuya) E-mail: tfuruya@bc.mbn.or.jp (なお、@は半角文字にしてお送り下さい) |