市営バスイベント記録ページ
電気バス試乗会

 2002年12月8日(日)、市営交通友の会の主催で、鶴見営業所と東京電力の横浜火力発電所(トゥイニーヨコハマ)の2会場を用いて、電気バスの試乗会、発電所施設の見学会が開催されました。

電気バス
電気バス(タービンEVバス)
(写真は拡大できません)

 ここで出てくる電気バスは「タービンEVバス」と呼ばれ、東京電力株式会社が2001年春頃ニュージーランドのデザインライン社から(日本向けに)輸入した車両です。当初の予定では輸入後すぐにナンバープレートを取得し、実用化(実用性を確認の上、東京電力がこの車両の輸入、販売を一つのビジネスにすることが最終目的)へ向けての実験を行い、その中で見学会を実施する予定(当初予定では2001年8月末の開催予定でした)でしたが、ナンバープレートの取得等に時間がかかり(ナンバープレートの取得は2002年10月でした)、およそ1年3ヶ月遅れての開催となりました。

 当日は生麦にある鶴見営業所に集合し、営業所内で鶴見営業所の概略説明(路線、車両など)を行った後、営業所内で横浜市交通局の低公害車(DPFフィルター装着車、ハイブリッドバスHIMR)、オープンバスの紹介を行いました。その後上記写真の電気バスで大黒町にある東京電力横浜火力発電所へ移動し、発電所内の見学を実施しました。見学の終了後は再び電気バスで鶴見営業所に戻り、そこでアンケート等記入を行い解散となりました。なお、紹介に用いた車両は以下の通りです。

電気バス試乗会紹介車両
車両番号 所属営業所 特記欄
電気バス (東京電力) タービンEVバス
9−1524 鶴見 DPFシステム搭載車
3−3521 保土ヶ谷 ハイブリッドバス
オープン 磯子 オープンバス

 今回このページではこの試乗会のメインであった電気バスについて紹介していこうと思います。なお、以下のページでは当日配布されたリーフレット等を参考にしています。

電気バス試乗会内容
電気バス(タービンEVバス)の仕組み
仕様、外観写真
車内紹介など

 ちなみに、電気で動くバスは横浜市の場合過去にも導入実績があります。一つは太平洋戦争終了間もない昭和21年8月に当時の鶴見営業所(現在の港北営業所の前身で、現在の生麦地区センターのあったところに設置)の構内にバッテリー充電設備を設置し、35人乗りの電気バス21台を走らせたというものです。こちらについては作者の身内に実際に乗ったことのある人がいるため、いずれその当時のことを話してもらいまとめる予定です。もう一例は「トロリーバス」です。昭和34年から47年まで、現在の201系統、202系統の路線はトロリーバスとして走っていました。


電気バス(タービンEVバス)の仕組みに進む
市営バスイベント記録ページに戻る
ページのトップに戻る
Presented by 古屋俊和(Toshikazu Furuya)
E-mail: tfuruya@bc.mbn.or.jp
(なお、@は半角文字にしてお送り下さい)