横浜市営バスあれこれ
路線・運用編第7弾
系統番号のない路線バス
その1:花月園競輪場観客輸送臨時便

 鶴見駅西口から新子安方向にしばらく行くと花月園競輪場があります。京浜急行線の花月園前駅が最寄駅になっていますが、鶴見駅西口と東神奈川駅西口からそれぞれ臨時の送迎バスが運転されています。ここではそのバスについて紹介していきたいと思います。


1.鶴見駅西口〜花月園競輪場線

 このバスはかつては49系統を名乗っていたのですが、いつしか系統番号のないバスとなってしまいました。そして、49という系統番号は横浜駅から大桟橋を結ぶ急行バス(船舶停泊時のみの運行?)が使うようになりました。

 このバスの歴史は結構古く、昭和25年には運転されていたようです(手元の資料には昭和27年当時の写真があります。ボンネットバスが写っています)。現在は競輪の開催日に鶴見駅西口の2番乗り場から運行されています。開催日はスポーツ新聞やテレビ東京系列などで放送されているレースガイドを見るとわかります。運行は市営バスのほかに臨港バスも担当しています。無料の送迎バスとなっています。

 ちなみに、市営バスの担当は鶴見営業所と港北営業所が行っています。鶴見営業所は通常は鶴見駅の西口には運用を持っていないので、珍しい存在となっています。

2.横浜駅西口・東神奈川駅(東口)〜花月園競輪場線

 この系統があるということは前述のテレビCM「レースガイド」及び鶴見営業所所属車両の音声合成放送装置の系統リストにあることからわかっていたのですが、実際の存在については未確認でした。

 そんな中、先日情報をいただき路線の存在が判明いたしました。実車の写真等はいずれ撮影したいと考えております。ここでは東神奈川駅の発車時刻を掲載しておきます。

 東神奈川駅は東口(46系統、122系統の発着バス停)から運行されます。こちらも無料の送迎バスとなっています。

 なお、花月園発のバスは原則東神奈川駅行きのようですが、最終便とその前の便は東神奈川駅西口経由の横浜駅西口行となっています。また、東神奈川駅から花月園については新子安駅近くでJR線をまたいで線路の西側に出るそうです(項目2.についてはむらいじゅん様、神谷 直樹様から情報をいただきました。ありがとうございます)。

 写真については「市営バスアルバム」にカテゴリを設けました。そちらをご覧下さい。


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