市営バスアルバム


博覧会PR塗装車について


 横浜博覧会については別ページにて紹介していますが、ここではそのときにPR用として導入された車両について書いていこうと思います。

 これの車両はこの博覧会のPR用として各営業所・派出所に2台の割合となる(実際のところは金沢・川和の派出所には1台ずつのようでした)全26台が配属され、1988年の4月1日から運行を開始し、横浜博覧会が終わる1989年の10月までこのカラーリングで走り、その後は一般塗装に塗り替えられました。なお、1988年になっての新車ですが、予算としては1987年度の予算で購入したため、車両番号は「7−」となりました。

各メーカーのバス勢揃い
運行開始日に横浜公園で集合したPR塗装バス
(1988年4月1日撮影)
(写真をクリックしますと、拡大表示されます)

 カラーリングについてはこの上の写真や他のページなどの写真をご覧いただければわかるかと思いますが、全体に博覧会のシンボルマーク及びマスコットキャラクターの「ブルアちゃん」が描かれていました。カラーは全部で13色からなっており、デザイナーの粟津潔氏の手によるものでした。車両のペイントに関しては市営バスの広告業務を請け負っている広告社が請け負う形で実現したそうです。

 車両の前面にはイルミネーション付きのマスコットマーク「ブルアちゃん」、後方にもイルミネーション付きのシンボルマークの表示板がついていました。側面には「YES’89」の文字を中央に、その両端にはシンボルマークやマスコットマークを配していました。後部フェンダーの位置の後ろからはレインボーカラーの波形、ウェーブ模様が入れられていました。

前面の拡大写真
前面のマスコットマーク
車両は7−5464号車
(1988年4月1日撮影)
(写真をクリックしますと、拡大表示されます)

 なお、本当は側面にもライトをつけてライトアップをさせようとしたらしいのですが、それは認可が下りなくて実現できなかったそうです。その車両に据え付ける予定だったライトが「市営バス70周年記念祭」での部品即売会で販売されました(私も1つ買いました)。

 以下のページではこの車両についていろいろと細かく紹介しようかと思います。左のフレームから選んでください。