CNGガスバスの充填所を見学 |
車両に引き続き、CNGガスの充填所の見学を行いました。
CNGガスの充填所 |
1996年にたてられた日本でも最大級の充填所です。ガスの圧縮機は500立方メートルという全国最大規模の充填所です。なお、何故滝頭営業所にCNGバスが投入されるきっかけとなったのは以下の理由があるそうです。
スタンドに回ってみましょう
CNGガススタンド |
ここでバスはガスの充填を行います。車両の説明でも書きましたが、1回の充填でおよそ200キロメートル走ることが出来るそうです。ちなみにダイヤを組む場合にはだいたい1日150キロメートルくらいになるように組んでいるそうです。そして、毎日1回は充填をするように指示をしているそうです。それでも充填し忘れたり、あまりの渋滞のひどさでガス欠になってしまった例が過去3件くらいあったとか。
ちなみに、ディーゼルエンジン車の場合は補給用の経由を運んでその場で給油を行えば動くことが出来ますが、このCNGバスについてはガスを持っていって充填することが出来ないので、途中でガス欠になってしまった場合はレッカー車の出動になるそうです。
ガスは東京ガスから供給され、営業所事務棟から20メートルくらいの所に配管が来ていたそうです。それを工事の上、事務棟の軒下部分に配管を通してこの充填所に流れてくるそうです。中圧管によって流れてきたガスはこの充填所の内部で減圧されてバスの燃料となります。なお、ガスを蓄える畜ガス器は営業所が第2種住居専用区域に設定されていることでガス容器は350立方メートルになっているそうです。
充填所アラカルト | |
充填所内部 | |
冷却装置 |
減圧作業はかなりの熱を発生させるため、充填所内部の音頭はかなり上昇します。充填所上部に付いている装置は内部の冷却装置です。
減圧を行うために大きなモータが設置されています。
充填所アラカルト・2 | |
減圧用のモータです |
日本最大級の規模ということで全国のバス事業者からの見学要請もかなりあるようです。
(おまけ)
68系統と102系統は滝頭営業所の他に浅間町営業所も担当しています。浅間町営業所の車両もここ滝頭までやってきます。日中はどこか空いたところにバスを止めて時間調整をすればいいのですが、夜はそうもいかないようで停車場所に苦慮するようです。滝頭営業所の場合は夜間の浅間町車の休憩・時間調整はこのスタンドのところで行うようにしてもらっているようです。
夜間の浅間町車の休憩スペース |