ポートサイド(141系統)

 2002年1月まで、141系統の一部は横浜駅を通過してここポートサイドまで足を延ばしていました。2002年1月の改変で市営バスが廃止となり、現在では京浜急行バスがここに来ています。

 ここはかつてYCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)があったところです。現在は横浜駅東口のスカイビル内に移転し、こちらはポートサイドという名前にバス停名が変わりました。ちなみに成田・羽田空港行きのバスは現在のYCATから発着しており、ここはYCAT及び横浜駅東口発着の(長距離の)京浜急行バスの操車場が残っています。


1.ポートサイドの位置

 横浜駅東口バスターミナルからバスで5分ほど行ったところになります。もっとも、横浜そごうの駐車場を通り、徒歩でも10分はかからないところにあります。


2.ポートサイドバス停

ポートサイド・バス停
2枚とも1998年11月撮影
(写真をクリックしますと、拡大された写真が出ます)
旧YCAT

3.この地区の路線バスの経緯

 この区間は元々京浜急行バスが横浜駅東口と旧YCAT間を結ぶシャトルバスを運行していたところです(一時は羽田空港行きもここを経由する便がありました)。運行当初はマイクロバスによる運行を行っていました。90年代に入り、京急バスが1986年に導入したノンステップバスがこの区間の主として運行につきはじめました。この車両は現在(1998年)でも変わらず、市営バスとの乗り入れ以降はパシフィコ横浜まで顔を出しています。もっとも、この車両も来年には寿命(一般的にバスの寿命は12年〜15年程度)を迎えるので、ここの活躍も後わずかとなりました(2000,05,21:既に廃車になりました)。登場が早すぎたのか、現在のようにもてはやされることもあまりなく、むしろ収容力やノンステップバス故の問題点などから現場から嫌われてここに落ち着いたというのが現状のようです。

 ちなみにこのバス停ですが、市営バス運行時も京浜急行のバス停を使用していました。原則として市営バスと民営バスが乗り入れる場合は市営バスのバス停を使うのが普通なのですが、既に民営が路線を持っているところに市営バスが新たに乗り入れる場合は民営のバス停を使うことがあります。ここ以外としては121系統の川島住宅(相鉄)、22系統の一部区間(相鉄)などがあります。また、現在では廃止となってしまいましたが303系統に新横浜駅〜研究所前という路線があった頃は新羽町から新栄高校あたりにかけては東急バスが既に路線を持っていたため、東急バスのバス停を使用していました。


4.市営バス運行時の写真

 以下に、市営バス141系統で行ったときの折返しの模様を紹介します。

市営バス141系統のポートサイドでの折返し
(拡大は出来ません)
ポートサイドでの折返し ポートサイドにて客扱い終了後、折返場へ
ポートサイドでの折返し 京急バスと並んで一息つきます(右は京浜急行バスの141系統用車両です)
ポートサイドでの折返し パシフィコ横浜に戻るために折返場を出ます
ポートサイドでの折返し 乗車用バス停に着いたところです