110系統の移譲
管理人のアルバムから(その2)

 ここではちょっと脱線しますが管理人が昔撮影した京浜急行バスの110系統(一部撮影時点では系統番号はありませんでした)を紹介したいと思います。

管理人のアルバムから
1985〜6年頃:横浜駅前(現在の横浜駅改札口前)にて撮影

 1980年代前半、京浜急行バスの110系統(当時は系統番号はありませんでしたが)といえばこの車両でした。元は横浜駅と羽田空港を結ぶ横羽線(空91系統)用に1976年に導入された車両です。当時としては珍しい冷暖房車でした。今でこそ観光バスタイプの車両を使用している空91系統ですが、この世代までは2つ扉の路線バスタイプの車両を使用していました。もっとも、この車両の横羽線での使用期間はさほど長くなく、3〜4年で次の世代(路線バスと観光バスの合の子タイプ)の車両に世代交代し、4台が当時の追浜営業所杉田車庫にやってきました。そのうちの1台(A6661号車)です。ナンバープレートから見て、1980年に転属してきたものと思われます。

 管理人は横羽線で数回乗車した覚えがありますが、横浜にやってきてからはなかなか乗る機会がありませんでした。ある時、どうしても乗ってみたくなり、磯子駅まで行ってそこから横浜駅まで乗車しました。このタイプの車両が来るまで待とうという意気込みで出かけたのですが、一台目でやってきました。パワフルなエンジン音が思い出されます。当時は横浜そごう(バスターミナル)もまだ出来ておらず、現在の横浜駅改札口前が横浜駅前の終点でした。

管理人のアルバムから
横浜駅前にて撮影

 続いても三菱ふそう車です。この頃の京浜急行バス追浜営業所杉田車庫(ちなみに、当時は国道16号線沿いに車庫がありました)には割と三菱ふそう車が多くいました。なお、この車両は後年、都内の営業所に転属となっています。

管理人のアルバムから
横浜駅改札口前にて撮影

 同じく三菱ふそう車です。今度は系統番号が表示されています。杉田車庫(横浜営業所)にも貸切などに対応できる通称「ワンロマ」車がいました。いわゆる「ブルドッグ」車ですが、京浜急行バスは後部の窓が屋根近くまであり、後部方向幕は窓の内側に入っていました。横浜市営バスの同様の車両とは処理が異なっていました。