141、142系統

 141系統、142系統はみなとみらい地区のメイン路線となっていましたが、みなとみらい線との重複区間も多くなる事から廃止となりました。平日のみの運行になっていたため、1月30日の運行が最後となりました(土曜、休日はワンコインバスとして運行を継続)。

 この2路線、元をただすと1990年7月21日に運行開始となった140系統に行き着きます。140系統は当初桜木町駅〜横浜館・臨港パークという路線でした。そして翌年7月31日に141系統が登場しています。その後路線の延長、経路変更など幾たびかの改変が行われました。最終的な体制は2002年2月の改変によるもので、この改変時に141系統、142系統に分割されました。

 担当営業所は本牧営業所の単独でしたが、最終的には本牧営業所の他に滝頭営業所が本牧営業所の運用の一部(午前、午後2運用)を応援する形で担当していました。

赤レンガ倉庫で並ぶ141系統、142系統
2004年1月:赤レンガ倉庫にて撮影
(写真提供:能登谷 琢磨様)
(拡大は出来ません)
141系統、142系統

 以下では運行最終日となった1月30日の写真を中心に紹介しておきます。なお、写真の枚数が多くなっていますのでご注意下さい。


1.午前の運行

1月30日午前中に141系統、142系統を担当していた車両(一部)
2004年1月:桜木町駅、パシフィコ横浜付近にて撮影
(拡大は出来ません)
141系統、142系統1月30日の担当車両 9−4528(滝頭)
141系統、142系統1月30日の担当車両 2−2426(本牧)
141系統、142系統1月30日の担当車両 9−4529(滝頭)
141系統、142系統1月30日の担当車両 1−2404(本牧)
141系統、142系統1月30日の担当車両 7−2563(本牧)

 5枚目の142系統パシフィコ横浜行は142系統のパシフィコ横浜行の最終便(142系統のパシフィコ横浜行は朝方のみの運行でした)となりました。


2−1.午後の運行

1月30日午後に141系統、142系統を担当していた車両(一部)
2004年1月:横浜駅東口、赤レンガ倉庫にて撮影
(拡大は出来ません)
141系統、142系統1月30日の担当車両 9−4530(滝頭)
141系統、142系統1月30日の担当車両 3−2666(本牧)
141系統、142系統1月30日の担当車両 9−4528(滝頭)

 午前中はノンステップ車1台、リフト車1台入っていましたが、午後はノンステップ車が2台(1台は後ほど紹介)となりました。9−4528は午前に引き続き、午後も使用されました。


2−2.最終バス

 1月30日の夜10時過ぎ、141系統の最終便であるパシフィコ横浜行と赤レンガ倉庫からの横浜駅最終便の写真を撮影する事が出来ました。

1月30日の141系統最終便(本当の最終便)
2004年1月:横浜駅東口にて撮影
(拡大は出来ません)
141系統パシフィコ横浜行最終便 1−2643(本牧)
141系統横浜駅前行最終便 8−2574(本牧)

 下の8−2574号車は桜木町駅発の142系統赤レンガ倉庫行の最終便を担当し、赤レンガ倉庫折返しでこの141系統の最終便を担当し、横浜駅到着後は回送で本牧営業所へ戻っていきました。1月30日午後は上記の5台+写真未掲載の1台(未掲載分の台数は推測)で141系統、142系統は運転されていました。


 141系統は京浜急行バスもポートサイド〜横浜駅東口〜パシフィコ横浜という路線で営業を行っていました。こちらについては2月1日以降も(平日を含めて)運転されていますが、早朝から夕方までの運行となり、同時にポートサイド〜横浜駅東口間の区間便の運行が廃止となりました。また、使用車両もこの路線用の専用車が変更となり、これまでよりも小さな車両になりました。

京浜急行バス141系統の改変
2004年1月、2月:横浜駅東口にて撮影
(拡大は出来ません)
消えた区間便と先代専用車 廃止となったポートサイド〜横浜駅東口間の(夜間の)区間便を担当しているK8922号車
(同車は現在堀内営業所に転属しました)
京浜急行バスの新しい141系統専用車 新たに専用車となったK6370号車