2系統

2系統に関する思い出話などをいくつか書き出していきたいと思います。


 2系統は港南車庫前〜みなと赤十字病院間を結ぶバスです。過去は朝と夜は港南車庫前〜県庁前間、日中は港南車庫前〜港湾病院間という運行で、他に港南車庫前〜上大岡駅前間という区間便が多数運行されていました。現在は港南車庫前〜上大岡駅前間の区間便は大幅に減少してしまいました。また、みなと赤十字病院までやってくるバスの本数も2011年のダイヤ改正で大幅に減少しています。


  1. 県庁前発着

     現在では「日本大通駅県庁前」を名乗るバス停ですが、かつては2系統、30系統などがここで折返しをしていました。2系統の起終点だった頃は横浜港郵便局の脇の日本大通り沿いに降車及び乗車バス停がありました。現在の32系統、79系統は本町1丁目から直進し、21系統の乗車バス停である神奈川県庁本庁舎前のバス停で降車を行い、県庁本庁舎をぐるりと一回りするような形で新県庁前まで回送の上、新県庁前から営業運転をしていますが、2系統運行時は当時の逆回りで「県庁前」に乗り入れていました。
     
    2系統「県庁前」行と「県庁前」バス停
    2系統「県庁前」行
    「県庁前」バス停
     (残念ながら、2系統がこの「県庁前」バス停に止まっている写真はありませんでした)
     
     今回の写真は古い紙の写真の取り込みと、管理人が最初に使用していたデジカメの写真が多いため、画質がかなり悪いですがご了承下さい。
     
  2. 港湾病院行
     
     「港湾病院」は今の「みなと赤十字病院」の前の道路を挟んで反対側にあった横浜市立の病院でした。「みなと赤十字病院」は、この「港湾病院」と現在の「根岸七曲下」バス停付近にあった「横浜赤十字病院」を統合してできた病院です

     この港湾病院への足として2系統が延長されました。そしてその後、134系統が新設されました。

     現在の「みなと赤十字病院」は最初からバスの乗り入れがあると言うことから病院の港内にバスターミナルとバスの待機スペースが設置されていますが、以前の「港湾病院」は後からバスが乗り入れるようになったことから、敷地内にバスターミナルはなく、病院前の道路を少し広げてバス停を設置しました。また、現在のように敷地内で方向転換が出来なかったため、当時のバスは「港湾病院」出発後、直進し次の交差点を左折、次いで次の信号で再び左折して結果的に港湾病院を一回りするような形で向きを変えていました。よって、2系統の場合は「港湾病院」の次のバス停は「見晴橋」になっていました。
     
    「港湾病院」バス停
    「港湾病院」バス停
    「港湾病院」バス停位置関係
    バス停の位置関係

     2系統と134系統が同時にやってくると横並びにしないと止められない状態でした。ちなみに、道路左側の壁は現在「みなと赤十字病院」になっているところになります。
     
     最後に、「港湾病院」行の方向幕をいくつか紹介しておきます。
     
    「港湾病院」行表示 
    2系統「港湾病院」行 3-3526(港南:リフト車)
    2系統「港湾病院」行 5-3571(港南:補助ステップ試作車)
    2系統「港湾病院」行 8-3610(港南:後に交通開発に転籍)
    2系統「港湾病院」行 2-3748(港南:LED表示車両)