市営バスアルバム


PR塗装バス試乗会記録


 博覧会PR塗装バスは1988年4月1日から運行開始となりました。運行開始日となった4月1日には横浜公園に全26台が集結し、お披露目をかねた出発式が行われました。出発式は試乗会も兼ねており、市内の小学生の事前予約と一般向けの当日先着順の2つのコースで試乗会が行われました。

 私は先着順の試乗会に参加しました。当日は人が殺到することも予想されたのでかなり早い時間に行ったのですが、平日であったこともありそう人は集まらずに簡単に参加することが出来ました。

 一般向けのコースには2種類あり、Cコース(横浜公園発、横浜駅東口(改札口前)着)とDコース(横浜公園発、横浜駅西口着(ちょっと忘れているので、今後調査します))とがありました。私はCコースを選び、3号車となる7−4565号車(磯子営業所所属)に乗ることになりました。

 出発式、及びPR塗装バスの発車まではしばらくあり、その間にいろいろな写真を撮影しました(別ページにて紹介します)。そして、3号車に乗り込み、私がいつも座るポジションを確保しました。そして車内の観察をします。別に車内についてのページを作成しますので、そこに詳細は書きますが、車内のカラーリング、座席の色、降車用の押しボタンのスタイルの変更など多くの変更点を見つけることが出来ました。

 試乗車両に乗る人は基本的にバスの車内で出発式を迎えます。出発式は26台が並んだ最前列にて行われ、私自身はどのように出発式が行われていたかはほとんどわかりませんでした。

 出発式が終わると発車です。Aコースから順番に発車となるので、この車両の発車はかなりたってからになります。車内には運転手さんと添乗の交通局の方の他に、試乗会参加者が6人(ちょっとうろ覚えです)乗り込んでいました。ちょっとお披露目を兼ねた試乗会としては寂しいものだったでしょうか・・・。

 バスは薩摩町側から横浜公園を出ると左折し、県庁方面に一度向かいます。国道133号線との交差点を左折し、今度は本町方向へ。本町4丁目で再度左折すると尾上町、羽衣町方面に走りはじめました。このまま鎌倉街道を吉野町交差点まで走ります。

 吉野町で左折し、睦橋、中村橋方向に進みます。こうして滝頭へ向かいます。

 滝頭で一度営業所に入り、休憩をとりました。トイレ休憩ということで、営業所内のトイレを開放していました。バスの営業所の中にはいるのはこのときがはじめてで、普段見ることの出来ないバスの営業所の様子をほんのちょっとではありますが、見ることが出来ました。発車までのしばらくの間に写真を撮ったりして過ごし、後半に突入します。

滝頭営業所にて:7−2740号車
滝頭営業所を出発する7−2740号車(本牧)
1988年4月1日:滝頭営業所にて撮影
(写真をクリックしますと、拡大表示されます)

 バスは今度は市電保存館側から営業所を出て、市電保存館前を左折出庫、そして次の交差点で左折、その次の滝頭の交差点で右折し、再び国道国道16号線に出ます。そして八幡橋の交差点で左折し、根岸駅方面に向かいます。八幡橋をバスが左折することは普段はないので、なかなか貴重な体験でした。

 これ以降は根岸駅(駅前には入らず)、間門、本牧、麦田町、元町と通り、先ほど出発式が行われた横浜公園の前を今度は素通りします。市庁前から尾上町、馬車道、桜木町駅を経て横浜駅改札口前が終点となりました。

横浜駅改札口にて:7−4565
横浜駅改札口前に到着した7−4565号車(磯子)
1988年4月1日:横浜駅改札口前にて撮影
(写真をクリックしますと、拡大表示されます)

 どれくらい時間がかかったのかはもうはっきりとは覚えていませんが、1時間30分から2時間くらいだったと記憶しています(少なくとも、その日の午前中には終わっていた)。バスはその足で車庫まで回送となり、午後からは車両によっては一般路線への投入も始まっていました。