はじめに
(元150系統専用車について)

 これから紹介する元150系統専用車は1991年6月から1995年12月にかけて関内駅北口と若葉台中央間を結んでいた150系統に使用されていた車両です。若葉台営業所に配属されました。その後鶴見営業所でベイブリッジを渡る109系統に使用されていました。

 車内には吊革がなく、全ての座席が2人掛けになっているのが特徴でした。また、150系統の路線の性格上高速道路では立席が認められていなかったことから補助席が取り付けられていました。また、導入当初は座席にシートカバーも設置されており、他の車両に比べると豪華さの目立つ車両でした。

 導入当初は150系統とその出入りに使用される5系統、及び間合い運用として23、65、140、141系統などに使用されていました。

 150系統は保土ヶ谷バイパスの渋滞などから定時運行が困難な路線であり、次第に乗客数が減ってきました。その結果、まず土曜日の運行が廃止となり、その後150系統そのものが廃止となりました。

 廃止後は本牧営業所に一時期転属され、企業の送迎用などに使用されていたのですが、後に鶴見営業所に転属になり、109系統の専用車となりました。当初は横浜駅西口〜スカイウォーク前間の運行を中心に導入されていました。現在では1997年度にいすゞ製の専用車が導入されたことからその後はもっぱら予備車的な扱いで使用されていました。

 そして2002年11月、ノンステップ車導入に伴い廃車となり、姿を消しました。

 ここではその車両の紹介をしていきたいと思います。左のフレームから選んで下さい。