市営バスアルバム


少し昔の市営バス
番外編・その2


 ここでは番外編として、方向幕回転中の珍方向幕、臨時便、貸切車、教習車などの写真を紹介したいと思います。


JR代行バス(浅間町)
(写真の拡大は出来ません)

 1994年6月に実施されたJR京浜東北線、根岸線の工事の際に運転された代行バスです。鶴見営業所と浅間町営業所が担当し、桜木町駅〜東神奈川駅間で運転されました。鶴見営業所の車両は桜木町駅行が109系統の桜木町駅行、東神奈川駅行が46系統の東神奈川駅行を表示し、浅間町営業所の車両は桜木町駅行が26系統の桜木町駅湯、東神奈川駅行は「代行輸送」の表示で走ったそうです。写真のバスは東神奈川駅行として東神奈川駅に到着した際の写真のようです。

 東神奈川駅も現在では再開発が進み、大きく変わりました。10年一昔とはよく言いますが、この写真と現在の東神奈川駅を比べてみるとそれが実感できます。


37系統(緑)
(写真の拡大は出来ません)

 続いては臨時便37系統です。緑営業所の車両によるものです。英文字表記のない方向幕も今となっては懐かしい限りです。1993年頃の写真だそうです。サッカー開催時の37系統は作者の記憶では6番乗り場からの発車というものが鮮明に残っていますが、当初は14番乗り場から発車していたようです。この頃は三ツ沢競技場でサッカーが開催されると多くの営業所から車両が投入され、さらに相鉄も独自に臨時便を出していたものでした。


49系統(浅間町)
(写真の拡大は出来ません)

 3枚目は大桟橋付近での臨時便です。一応49系統となっています。当初49系統は花月園送迎便に使用されていましたが、その後花月園送迎便が無番号となり、大桟橋から桜木町駅・横浜駅という臨時便(船客専用)が49系統を名乗るようになりました。

 とはいえ、こちらは専用の方向幕が用意されるわけではなく、プレートや紙による表示となっています。下の写真は表示部の拡大写真です。

49系統(浅間町)
(写真の拡大は出来ません)

 現在も大桟橋に大型客船が寄港した場合、臨時便が運転されますが、最近では上の写真のような番号の入ったプレートは使用されていないようです。

 写真に写る車両は浅間町営業所の1981年度車です。すれ違っている初代ブルーラインの車両も懐かしいです。


臨時便(鶴見)
(写真の拡大は出来ません)

 おなじみ鶴見の元150系統専用車による企業貸切バスです。見えにくいですが、前面に「NKK」とあります。ですから、産業道路沿いのNKK(現在のJFE)方面への貸切輸送に使用されていたものと思われます。写真を提供していただいた28L新県庁前様によると、まだ109系統に横浜駅西口発着便が出来る前の写真だそうです。

 この車両はその後109系統専用となり、鶴見駅に乗り入れる事はほとんどなくなりました(16系統のワイルドブルーヨコハマ線に使用された実績はあるようですが)。そう言う意味でも珍しい貴重な一枚です。