少し昔の車両たち・2 |
若葉台営業所・その4 |
ここでは、若葉台営業所にいた1983年度車の写真を紹介します。
(写真提供:とくさん様)
1993年10月:若葉台営業所にて許可を得ての撮影 |
若葉台営業所(納車当時は派出所)の1983年度車、3-2639です。1983年度車は若葉台に4台、緑に5台、本牧と川和には各1台の合計11台というちょっと少な目の陣容でした。この年度は市電廃止時の代替えバスとして導入された車両の交換時期でもあったため、磯子と浅間町に大量に導入(磯子に24台、浅間町に18台)されたのが特徴です(同時に、いすゞ大型車の配属が1台もありませんでした)。
1993年10月:若葉台営業所にて許可を得ての撮影 |
3-2639の側面(公式側)の写真です。側面の方向幕と隣の窓ガラスとの間が少しあいているのがこの頃の若葉台、緑、川和の車両の特徴です。
1993年10月:若葉台営業所にて許可を得ての撮影 |
今度は前部から撮影したものです。1983年度車は日野、日産ディーゼルが大幅なモデルチェンジを行ったため、前年度車と大差がない車両(車内にはつかみ棒が追加されるなどの変化がありました)が納車されたことにちょっと残念に思ったこともありました。
1993年10月:若葉台営業所にて許可を得ての撮影 |
今度は3-2639の後部です。この頃の車両は発進時に「キュルキュルキュル」というような音を立てて発進するのが特徴でした。いまでもその音が聞こえてきそうな感じです。
1993年10月:若葉台営業所にて許可を得ての撮影 |
3-2640です。三菱ふそう車のボディはこの頃主に三菱製と呉羽製(プラス富士重製や西日本製)があり、横浜市交通局は昔から呉羽製のボディを載せた車両を導入していました。三菱ボディと呉羽ボディは基本的なスタイルは似ていましたが、ヘッドライト回りなどで細かな差異がありました。1980〜1983年度のこのタイプの車両は三菱製、呉羽製が同じスタイルになりました。ヘッドライト回りの処理を見ると三菱ボディに近い形になっています。
ちなみにその後1984年度以降はまた三菱ボディ、呉羽ボディで差が出るようになりました。