少し昔の車両たち・2
滝頭営業所・その4

ここでは、滝頭営業所にいた1988年度車の写真を紹介します。

(写真提供:とくさん様)


少し昔の車両たち・2:滝頭営業所・その4:1988年度車
1993年10月:県庁前バス停付近にて撮影

 滝頭営業所の1988年度車(8-4201)の写真です。滝頭営業所の1988年度車は一般車が8-4201〜8-4209の9台、都心循環用として8-4322〜8-4329の8台、合計17台が配属されました。この年から車両番号の付け方がリセットされ、車掌台付の車両は車両番号2桁目が「2」となりました(現在は「横浜交通開発籍」の車両に使用)。

 この車両は富士重工5Eボディの最終世代のうちの1台です。5Eボディは1983〜1988年度の6年間製造されました。横浜市交通局には磯子営業所に61台、滝頭営業所に72台、港北ニュータウン営業所に8台の141台が導入されました。営業用の車両としては2000年9月に磯子営業所に最後まで残っていた2台が廃車になりました。その後、磯子営業所にいた1988年度車を改造したオープンバスだけしばらく残っていましたが、排ガス規制の影響から廃車となり、北海道の業者に引き取られました。


少し昔の車両たち・2:滝頭営業所・その4:1988年度車
1993年10月:県庁前バス停付近にて撮影

 続いて、都心循環用の車両(8-4328)です。横浜市電の1500型登場時のカラーリングを再現したこの塗装は今でも強く印象に残っています。個人的な話ですが、このカラーリングはちょっとバスから離れてしまった時期に塗り替えられてしまい、手元に写真がほとんど残っていないのが未だに悔やまれます。

 関東では珍しかった西日本車体を載せ、トルコンATを搭載、乗務員途中交代制導入など、いろいろと真新しいことの多かったバスでした。

 2000年3月に廃車になった後、地下鉄新羽車両基地内に(割と長い期間)置かれているのを見たことがありますが、その後これらの車両がどうなったのかが気になるところです。