市営バスアルバム


少し昔の車両たち・2
野庭営業所

(写真提供:とくさん様(特記一枚を除く))
(写真の拡大は出来ません)


ここでは、野庭営業所の車両の写真を紹介します。


少し昔の車両たち・2:野庭営業所:1975年度車他
1987年4月:野庭車庫にて(公道上より)撮影

 1987年4月の野庭車庫の様子です。この時点ではまだ港南営業所野庭派出所でした。写っている車両は一番奥の方で切れている車両以外は2世代前のモノコックボディの車両ばかりです。また、非冷房車もまだまだ数多く在籍していました。ちなみに、左から1981年度車(1−3692(と思われる))、1975年度車(5−3491)、1980年度車(0−3664)、1982年度車(2−3724)、1977年度車(2台:車番不明)となっています。

 左から2代目の1975年度車はこの時点で引退間近の車両でした。方向幕の所を見ていただくとわかるかと思いますが、系統番号表示部と行先表示部が別れています。この1975年度車までは後部の方向幕はなく、前部の方向幕も布製のものを使用していました。


少し昔の車両たち・2:野庭営業所:1977年度車
1987年4月:上永谷駅にて撮影
2002年の上永谷駅
2002年9月:上永谷駅にて撮影
この写真はページ管理人の撮影です。

 1977年度車(7−3583と思われる)です。ほぼ同じ位置で(ページ作者が)撮影した写真があるので、比較をかねて紹介します。

 後部の柱、横浜銀行は変わらないようですが、その隣のビルは建物は変わらないようですが、外壁の色が変わっています。また、左奥にはビルが建てられました。ビルの後ろの木々はとりあえず変わっていないようです。


少し昔の車両たち・2:野庭営業所:1981年度車
1992年12月:野庭車庫前バス停にて撮影

 1981年度車(1−3693)と1988年度車(8−3328)です。この時点では野庭営業所になっています。

 車両を見ると「共通カード取扱車」のステッカーが貼られています。この年(1992年)の3月から港南、野庭、滝頭の3営業所(緑色の料金箱を使用している営業所)で地下鉄・バス共通カードの取り扱いが始まりました。


少し昔の車両たち・2:野庭営業所:1982年度車
少し昔の車両たち・2:野庭営業所:1982年度車他
1992年12月:野庭営業所にて許可を得ての撮影

 1982年度車です。1982年度車から大型の方向幕を使用しています。冒頭でも書きましたが、1982年度車の登場時はまだ野庭営業所は港南営業所の派出所で、この頃の車両の方向幕は両所で共通のものを使用していたようです。そのため、方向幕のコマ数も100コマを越えていました。小型の幕であれば100コマ以上使用出来たのですが、大型の幕ですとロールの太さ、幕設定機の関係で100コマまでしか使用できなくなり、港南・野庭及び緑・川和の各営業所、派出所では系統番号部と行先表示部を分ける方法で方向幕の大型化が図られました(ちなみに、系統番号部は完全手動、行先表示部は方向幕番号による設定でした)。

 港南、野庭についてはその後幕の内容が両所で別れるようになったようで、次に野庭に配属された1985年度車からは下の写真左側に写る1990年度車と同様の方向幕になり、日野車の大型方向幕車で系統番号部、行先表示部が別れたスタイルとなった車両はこの1982年度車のみとなりました。

 1982年度車の方向幕は「回送車」のフォントサイズが小型のものになっているのが特徴です。

 ちなみに、2枚目の写真左側に写る1990年度車は0−3425で、現在は港南営業所に転属となっています。